シニア犬との旅行を楽しもう!注意点やおすすめスポット
2023/08/02
愛犬が歳をとってきたから旅行は厳しいと思う方も多いかもしれませんが、いつもと違う土地はシニア犬にとっていい刺激に繋がります。
ワンちゃんはいつになっても、日常では味わえない楽しいことが大好き。普段のお散歩ではあまり歩かなくなっていても、旅行先では一生懸命歩いたりすることもあるんです。
愛犬が幸せで楽しそうだと、私たちも嬉しくなりますよね。好奇心がなくなったと決め付けず、一緒に素敵な思い出を作っていきましょう。
シニア犬との旅行で心掛ける4つのポイント
・愛犬が慣れている移動手段で旅行に行く
おすすめはマイカーでの旅行ですが、マイカー以外にも慣れている移動手段があれば問題ないでしょう。
利用したことのない手段で旅行をするのは避けてくださいね。
・旅行先の動物病院を調べておく
歳をとってくると、急に体調が変化する可能性もあります。
宿から近い病院だけでなく、24時間やっている救急病院や旅行日に病院が開いているかなど調べておきましょう。
・予定を詰め込まない
せっかくの旅行ですが、予定を詰め込みすぎず宿で過ごす時間を多めに確保しましょう。旅行から帰宅した後も、お家でのんびり休憩する時間を確保してあげてくださいね。
・愛犬に合わせて食事は変えない
ドッグメニューがある場合は頼みたくなってしまいますが、ワンちゃんによっては普段と違うものを食べるとお腹を壊してしまうことも。
愛犬の体質に合わせて、必要であればご飯を持っていくようにしてください。
旅行先を選ぶ際の5つのポイント
・可能な限り近場の旅行先を選ぶ
いくら休憩時間があるからといっても、移動時間が長いと人間でも疲れてしまいます。シニア犬は余計に疲れやすいので、2時間前後で移動できる旅行先を選ぶのがおすすめ。また、旅行先が過ごしやすい気候かどうかも重要なポイントです。
・人が少ない場所
歩きにくい場所は避けましょう。シニア犬は急に立ち止まったりすることもありますし、小型犬であれば気付かれずに人間とぶつかってしまう可能性もあります。
人気の観光地であれば、ハイシーズンは避けた方がストレスも少なく済むでしょう。
・自然の匂いを感じられる場所
ワンちゃんにとって匂いを嗅ぐことは情報収集や脳への刺激に繋がります。人工的な匂いが強い場所ではなく、自然の匂いを感じられる場所がおすすめです。
高齢になって目が悪くなったり耳が聞こえにくくなっていても、嗅覚は一番最後まで機能すると言われています。長時間歩けない場合でも、匂いを嗅ぎながらお散歩することは愛犬にとって充実した時間になるでしょう。
・ドッグバギーが押しやすい場所
シニア犬は長時間お散歩をすると疲れてしまうことが多いです。短時間で歩く回数を増やしてあげることで、無理なく運動量を確保でき、愛犬を満足させてあげることができますよ。
歩かなくなった時のためにドッグバギーがあると便利なのですが、砂利道や段差が多い地域はバギーが押しにくいです。なるべく平坦な道を選ぶと良さそうです。
・バリアフリーの宿
お部屋の中に段差がない、床が滑りにくい素材、愛犬も乗れるエレベーターがある、お部屋から直接外に出られるなど、愛犬が過ごしやすい宿かを確認しておきましょう。
温泉宿はお部屋でゆっくり過ごせるのでおすすめです。
持っておくと便利なもの
・マナーウェア
シニア犬になると排泄を我慢しにくくなるので、移動中に粗相をしてしまうことも。愛犬が不快な思いをしなくて済むように、移動中はマナーウェアをつけておくと安心です。
・スリング
いつもと違う土地は、刺激が強い分疲れやすくなります。愛犬に無理をさせないように疲れていたらスリングに入れてあげて、旅行を満喫できるようにサポートしましょう。
・ウェットシートやボディシート
旅行先では、思わぬことで愛犬が汚れる可能性があります。シャワーを使える施設もありますが、拭くだけで済む場合は拭いてあげた方が愛犬への負担を減らせます。
■まとめ
気候や混み具合など愛犬が過ごしやすい場所を選び、愛犬のペースに合わせた旅行であれば、かけがえのない思い出を増やせるはずです。
しっかりと事前準備をして、シニア犬との旅行を楽しんでください。
小さい頃からとにかく犬が好き。
ドッグシッター・動物介護士・動物健康管理士の資格を取得しています。
現在は軽井沢で愛犬のミニチュアシュナウザーとのんびり暮らし。
新しい場所へのお出かけが大好きな愛犬と一緒にお出かけした場所をご紹介していきます。