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シニア犬のおすすめフードは?選び方や栄養素を紹介します

シニア犬のおすすめフードは?選び方や栄養素を紹介します
元動物看護師 原京子

2023/07/27

シニア犬に合ったフードの選び方

愛犬がシニア期に入ったら、気を付けたいことの一つが「ドッグフード」選びです。

シニア犬になると、内臓機能や運動量の低下などに伴い、成犬とは異なる栄養配合が必要になります。

シニア犬に適したフードの選び方は、以下の通りです。

良質なタンパク質

シニア犬に適した主原料は、肉や魚などの動物性たんぱく質です。

肉食寄りの犬にとって、肉や魚は消化が良く、筋肉や臓器など体を構成する要素として非常に重要です。

原材料の最初(主原料)には、肉や魚が来ていることが望ましく、更に良質な肉や魚を使用していることが条件です。

良質とは、私たちが食べられるレベルの新鮮な食材を使用しているということです。

日本のドッグフード事情

日本の食材といえば新鮮で安全というイメージがありますが、ペットフード事情は残念ながら後進国です。

日本のドッグフードは、食材ではなく雑貨扱いですので、傷んでいたりくず肉だったりなどの副産物が使用されていることも珍しくありません。

特に安価で大容量のドッグフードは、このような副産物を使用して低価格に仕上げてある商品が目立ちます。

品質の良し悪しを見分けるためには、安価すぎないことや、販売しているフードメーカーの公式サイトで、原材料や成分が詳細に記載されているかを確認しましょう。

低脂質

シニア犬になると、成犬時より運動量が減るため肥満になりがちです。

肥満は病気の原因に繋がるため、なるべく脂質を押さえた内容がおすすめです。

ドッグフードの成分表を確認することや、鶏ささみ、ラム肉といった低脂質な食材を使用しているフードを選びましょう。

グレインフリー

トウモロコシ、小麦などの穀物(グレイン)は、犬にとって消化がしにくくアレルギーの原因にもなります。

特に消化器官が弱ってくるシニア犬には、これらの穀物を使用しない穀物不使用(グレインフリー)がおすすめです。

穀物の栄養素である炭水化物やでんぷんは、ほかの食材から補うことが可能です。

ヒューマングレード

ヒューマングレードとは、私たち人間でも食べることのできるレベルの食材を使用しているという意味です。

ドッグフードは見た目には分かりませんが、使用される原材料の品質は良いものから悪いものまでさまざまです。

ヒューマングレードという記載があるフードであれば、人間でも食べることのできる食材を使用しているため、安心して与えることができます。

人工添加物部添加

人工添加物の中には、犬に与え続けることで病気の原因になる危険な材料も存在します。

良質なドッグフードであれば、人工添加物を使用する必要はありません。

人工添加物は、品質の悪い原料を使用した際の酸化防止や腐敗の防止、嗜好性を高める、色身や香りを加えて美味しそうに見せるなどの目的で使用されることがあります。

病気にかかりやすいシニア犬に対するリスクを増やさないためにも、人工添加物無添加のフードを与えると安心です。

特に避けたい人工添加物

特に避けたい人工添加物は、主に以下の通りです。

・エトキシキン

・BHA

・BHT

・赤色3号

・赤色40号

・赤色102号

・赤色105号

・青色2号

・ソルビトール

・キシリトール

・グリシリジン・アンモニエート

・ビートパルプ

・コーンシロップ

・亜硝酸ナトリウム

・プロピレングリコール

・ソルビン酸カリウム

シニア犬におすすめの健康補助成分

ドッグフードには、さまざまな健康補助成分を配合している商品も販売されています。

シニア犬におすすめの健康補助成分は、抗酸化成分や関節、骨サポート成分などです。

ここでは、シニア犬の食事にとり入れたいおすすめの健康補助成分を紹介します。

抗酸化成分

抗酸化成分には、活性酸素によって体が酸化されるのを予防する働きがあります。

活性酸素は細胞を傷つけ、老化や生活習慣病の原因になります。

抗酸化成分を含んだ栄養素は、主に以下の通りです。

・ビタミンC

・ビタミンE

・βカロテン

・カロテノイド

・ポリフェノール類

など

食材としてはフルーツや緑黄色野菜、大豆製品などに多く見られます。

関節、骨サポート成分

犬は年を取るにつれ、飛んだり跳ねたりした際に骨と骨の間にあるクッション(関節軟骨)がすり減り、痛みなどさまざまな症状が現れやすくなります。

また、骨の老化(骨粗鬆症)などにより、骨折もしやすくなります。

そのため、いつまでも運動ができるよう、関節や骨のサポート成分が入っていると安心です。

関節や骨のサポート成分は、主に以下の通りです。

・グルコサミン

・コンドロイチン

・MSM(メチルサルフォニルメタン)

・緑イ貝

など

皮膚、被毛サポート

シニア犬になると、毛艶や毛並みが悪くなったり、皮膚トラブルを起こしやすくなったりします。

そこで、皮膚や被毛の健康を維持する成分の配合が望まれます。

皮膚や被毛のサポート成分は、主に以下の通りです。

・サーモンオイル

・亜麻仁油

・ココナッツオイル

・オメガ3脂肪酸

・オメガ6脂肪酸

など

ドッグフード選びはシニア犬の健康維持に重要

シニア犬におすすめのドッグフードの選び方は、以下の通りです。

・高たんぱく、低脂質

・グレインフリー

・ヒューマングレード

・人工添加物無添加

・抗酸化成分、関節や骨のサポート成分、皮膚や被毛のサポート成分が入っている

シニア犬は、成犬に比べ病気やケガなどのトラブルが起こりがちです。

また、内臓機能も弱まることから、食事での健康維持は欠かせません。

いつまでも大切な愛犬に元気でいてもらうために、飼い主さんはドッグフードの品質や栄養成分などを今一度見直すことが大切です。




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元動物看護師 原京子 (はらきょうこ)

24時間急患対応の動物病院で、動物看護士として勤務。
その後、動物園やペットショップなど動物関連の勤務経験を得て、2016年よりwebライターとして活動。
飼い主さんが正しい知識でペットを飼育するための情報発信をしている。

保有資格
ドッグライフカウンセラー、愛玩動物救命士、愛玩動物搬送士、愛玩動物介護士

飼育経験
犬(ゴールデンレトリバー、ミックス)、猫(ミックス)、ハムスター(ゴールデン、ジャンガリアン)、インコ(セキセイインコ、オカメインコ、コザクラインコ)、鶏(ブロイラー)

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