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大きな後悔を経て、愛犬の自然療法に出会った

大きな後悔を経て、愛犬の自然療法に出会った
獣医師・岩田まりこ

2023/09/10

自分の年齢を飛び越えていく犬や猫たち

わたしの娘は今小学生なのですが、ある日、娘の散らかしたおもちゃなど、部屋の片付けをしながら、どんどん成長しているなぁと、ふと感じました。

ちゃんと自分で片付けてあったり、遊ぶおもちゃが前とは変わって、お姉さんぽくなっていたり。

そして、ソファで眠る愛犬クリームと愛猫カンタを眺めて、さらにしみじみ。

みんな成長している、というより年老いているな、と。

飼い主のみなさんも感じていると思います。

子犬の時、噛まれるとあんなに痛かった歯がいつの間にか抜けかわり、

(そういえば乳歯、どこにいったのかな?と思うことも。)

想像の斜め上を行くいたずらが、いつの間にか少なくなり、落ち着いてきて、

そして大人になって、いつしか目を見れば分かり合える存在になっていき、

そしていつのまにか自分の年齢を飛び越えて先に年老いていっていしまうんですよね。

どんなに長生きしても、わたしたち飼い主より先に虹の橋を渡るであろう彼ら。

そんな彼らにしてあげられることはなんだろう、

幸せに暮らしてもらうにはどうしたらいいだろう、

飼い主さんなら誰しも、そんなふうに思うのではないでしょうか。

愛猫との後悔だらけの別れが教えてくれたこと

ペットの健康に関するケアを、飼い主さん自身が積極的にできるようになって欲しい、とわたしが思ったきっかけは、愛猫との別れでした。

まだわたしが自然療法に出会う前、わたしの愛猫、吉太郎は原因不明の呼吸困難になって、動物病院で亡くなりました。

本格的な症状が出てからたった二日で亡くなってしまい、しかも、わたしは彼の最期に立ち会うことができませんでした。

わたし自身が獣医師だからこそ、「ペットの病気のことは動物病院に限る」と思っていました。

吉太郎の症状が呼吸困難だったので、わたしはとにかく酸素ボックスの付いた入院室で治療をすることが第一と判断し、入院させました。

吉太郎は、自分に何が起こっているのか分かっておらず、ただ不安でわたしに助けを求めているのがよくわかりました。

目が合えば、「ねぇここはどこ?おうちに帰ろう!そばにいて!こっちに来て!」と鳴いていました。

それでも、「病院にいるのが吉のためだよ、がんばろうね。」とわたしは言って聞かせ、彼を置いて病院を出ましたが、それがお別れの言葉になってしまいました。

犬や猫にどこまでの認識があるかわかりませんが、大好きな家族がおらず、どこだかわからない場所でたった一人旅立つのは心細かったと思います。わたしの最後の態度は、本当にあれでよかったのか?この判断は間違っていたのではないか?と涙が止まりませんでした。

大きな病気になった時に、お金をかけて医療費の高い入院室に入れて、西洋医学をやり尽くしても、結局は、「ごめんね」という気持ちが残ってしまいました。

そして、吉太郎に対する「ごめんね」の気持ちが、一体どこから来ているのか?自分自身に問いかけました。

その答えは、いるのが当たり前の存在だった彼に、「普段から自分のできることを一生懸命やっていただろうか?」「健康に良いことをたくさんして、面倒をみてあげていただろうか?」という後悔でした。

このような経験から、「自分なりにペットの健康について考えることができた」「ペットのためにきちんと取り組んできた」という実感が、お別れの時の心の痛みを軽くしてくれるのではないか?と考えるようになりました。

それは、看取りの場所や、最期に立ち会えたかなどに関係なくです。

自然療法を毎日のケアに取り入れよう

そんな毎日のケアに取り入れて使えるものが、自然療法だと思います。

たとえば、自然療法のひとつ、東洋医学の考え方を使えば、薬膳ごはんなどや薬膳食材で、未病のうちに愛犬の体質改善をしてあげられます。

マッサージは、筋肉をほぐして血流を良くするだけでなく、姿勢が良くなることで内臓にも良い影響があります。お薬に頼らなくても、飼い主さんの手でマッサージをしてあげると、愛犬の体が楽になり、元気になります。

歩ける子はもちろん、寝たきりの子もマッサージすることで冷たかった手足がホカホカと温まってきたり、伸びたままになっていた手足が曲げやすくなったりします。

こんな子にはアロマオイルを使った足湯もいいですよね。

こういうケアをすることで、愛犬がしっかりご飯を食べたり、飼い主さんとコミュニケーションをとったり、自分の足で歩くことができて、健康寿命も延びて行きます。

西洋医学の動物病院が、愛犬の健康を守る基盤であるのは間違いないですが、すべての病気が病院の治療で治るわけではなく、様子見だったり、老化だからしかたないと言われたり、同じ症状を繰り返すので薬を飲み続けなければいけなかったり、飼い主としては不安に思うことが多々あるのも事実です。

こんなときは根本治療である東洋医学を使ったり、ほかの自然療法を使うことをおすすめします。

日常にも、病気の時にも、自然療法という選択肢をぜひ取り入れてみてください。




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獣医師・岩田まりこ (いわた まりこ)

北里大学獣医畜産学部獣医学科卒業後16年間、動物病院、保健所に勤務。
東洋医学・マッサージ・メディカルアロマを使って、飼い主さん自身が「愛するペットの健康を自分の手で守る」ホームケア講座を主催。1,000頭以上の飼い主さんへ自然療法のアドバイスを実施。

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