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愛犬の歯磨きが必要な理由

愛犬の歯磨きが必要な理由
獣医師・岩田まりこ

2023/08/04

歯磨きの目的とポイント

多くの飼い主さんが悩んでいる、愛犬の歯磨き。

「歯磨きをした方がいいのは、なんとなく分かるけど、なんで必要なのかな?」
そう思われている飼い主さんも多いはず。

歯磨きの目的は大きく2つあります。

「①歯垢をおとすこと」と「②歯周病菌をコントロールすること」です。

しかし、実際のところ、歯磨きの苦手な子はとても多いですよね。

「子犬のころから慣れさせておく」ということが大切ですが、一番のポイントは、「飼い主さんの決意」だとわたしは思っています。

嫌がるかもしれないけど、ある程度しつけ(飼い主さんと愛犬の上下関係)ができていれば、我慢させることも必要です。

愛犬に負担をかけないコツも大切ですが、何よりも、嫌がられた時も飼い主さんは引かずに、「必要な処置だからやらなきゃ!」という気持ちで臨まないといけません。

また、歯磨きは基本的に毎日やってください。

歯垢が歯石になって固まるまでに、3~5日かかるので、毎日がおすすめです。

もし歯磨きが、愛犬と飼い主さんにとって大きなストレスになる場合は2,3日に1回でも良いかもしれません。しかし、毎日の習慣にしないと、うっかり忘れてしまうので、習慣にすることが大切です。

そのため、やはり飼い主さんの「愛犬の歯を守るぞ!」という決意が、ポイントになると思います。

歯磨きを楽しい時間にしてみよう!

飼い主さんのモチベーションを上げるために、わたしは手作り歯磨きジェルをおすすめします。

「メディカルアロマ」という医療としてのアロマの使い方で、飲むことができるくらいの高品質のアロマオイルを用いて、歯磨きジェルを自分で作ることができるのです。

使うのはクローブという、強い抗菌作用があるアロマオイルで、自然療法では歯周病のケアに使います。

わたしは「メディカルアロマ」を習い始めた頃、愛犬の歯磨きジェルを自分で作れることに、すごくワクワクしました。

それまでは、「歯磨きは嫌だなぁ・・・」と思うことが多かったのに、これを使うことで「歯磨きをしたい!」と思うことができました。

人の心拍数まで敏感に感じ取ると言われている犬たち。そこへ切羽詰まった形相の飼い主さんが歯ブラシ片手に迫ってきたら、愛犬も思わず逃げたくなってしまいます。

ですから、歯磨きをするときは、リラックスした明るい感じで接してあげると、愛犬のプレッシャーも減り、お互いに良い状況になることができると思います。

元繁殖犬の歯磨き事情

ちなみに、わたしの愛犬は元繁殖犬なので、歯周病がひどく、抜歯もしていました。
もちろん歯磨き習慣もありませんでした。

我が家に来たばかりの時は、まずは横向きに寝てもらって、お口の中にガーゼをまいた指で触るところから、練習しました。

最初は嫌がっていましたが、最近では、嫌がりながらも、諦めてくれているようです。

先にも書きましたが、やはり、「必要な処置だからやらなきゃ!」という飼い主側の気持ちが大切です。

また、歯磨きが終わったらたくさん褒めてあげてくださいね。(わたしは、ときどき忘れてしまいますが。。。)

ガーゼに慣れてきたら、まだ歯ブラシは使わずに、歯磨きジェルを歯茎と歯の境目に塗るようにしていました。塗ることで翌日の歯茎の赤みが引くことが多いです。(歯石をとってから使うのが効果的です)

歯磨きガムじゃダメ?

「歯磨きガムだけではダメですか?」という質問をよくいただきます。
歯磨きガムはあくまで歯磨きの補助です。

噛んでいても、犬は硬いものを噛む歯がだいたい決まっているので、ほぼ、一部の歯にしか当たっていません。

どうしてもできない子には使わないよりは使った方が良いですが、市販の既製品のものは添加物がとても多く入っていますので、原材料をみて、なるべく添加物の少ないものを選んであげてください。

歯磨きが必要な理由3つ

最後に、歯磨きが必要な理由を3つ挙げます。

歯磨きの苦手な愛犬の飼い主さんには、ちょっと嫌なお話かもしれませんが、愛犬のために、ぜひ知っておいていただきたいです。

  • 病院での口の中の処置は、必ず全身麻酔

口のなかの治療をする際、犬の安全のために必ず麻酔をかけます。

病院での歯の治療は、単に歯石をとったり、歯を抜くだけではなく、

レントゲンを撮って、目で見ただけでは分からない歯茎の状態を診たり、とった歯石が喉に詰まらないようにしたり、奥歯を抜くときは歯茎を糸で縫ったり、仕上げに研磨をしたり、

実は色々なことに気にかけながら、必要な処置をしています。

このような処置は、無麻酔ではとてもできません。

また、麻酔をかけるには、麻酔の負担に負けない丈夫な体が必要です。

毎日たくさん行われている動物病院の手術の数から考えると、健康な犬の麻酔による事故はかなり少ないのですが、その確率が高いか、低いかの感じ方は人それぞれですし、

いくらリスクが低くても、麻酔はなるべく避けたいと思う飼い主さんがほとんどだと思います。

  • 汚れは、また戻ってしまう

動物病院で、抜歯・歯石除去の手術を行なったとしても、その後、歯磨き習慣がないと、元のように汚れてしまいます。

歯磨きをしないと、約1年程度で元通りになってしまいます。

  • 歯周病菌が全身に回ってしまうかもしれない

完全に関係が証明されているわけではありませんが、歯周病菌が血流にのって心臓や腎臓にたどり着くことで、心不全や腎不全を起こす可能性があるといわれています。

歯周病によって、長く続くくしゃみや、あごの骨折、目の下に穴が開いて膿が出る、という症状も起きてきます。

ですから、歯磨きで、この歯周病菌のコントロールをしなくてはいけません。

歯周病、と一言で言っても、ごく初期から、歯がグラグラになる状態まで、症状は様々です。

その子の症状の重さをみて、その子にベストな方法、たとえば抗生剤なのか?麻酔をかけての抜歯なのか?それともまだ軽度だから自然療法でやってみるのか?を、獣医師と相談しながら使い分けたり、飼い主さんが選べるようになれたらい良いと思っています。




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獣医師・岩田まりこ (いわた まりこ)

北里大学獣医畜産学部獣医学科卒業後16年間、動物病院、保健所に勤務。
東洋医学・マッサージ・メディカルアロマを使って、飼い主さん自身が「愛するペットの健康を自分の手で守る」ホームケア講座を主催。1,000頭以上の飼い主さんへ自然療法のアドバイスを実施。

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