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愛犬の睡眠時間はどのぐらい必要かご存知ですか?

愛犬の睡眠時間はどのぐらい必要かご存知ですか?
元動物看護師 原京子

2024/01/17

犬の平均睡眠時間

犬の睡眠時間は、年齢や運動量によって異なりますが、健康な成犬で12〜14時間が平均です。

犬の睡眠は人間と異なり、1回でまとまった睡眠をとるのではなく、睡眠と覚醒を短い時間で繰り返しているため、トータルの睡眠時間を長く必要とします。

この睡眠サイクルは、犬が外敵に襲われないための自衛本能から来るものです。

◯犬が睡眠不足になるとどうなる?

犬が何らかの原因で睡眠不足に陥ると、健康や精神面に影響を及ぼします。

犬が寝不足の際に見られる症状は、主に以下の通りです。

・イライラしやすくなる

・うつ状態になる

・昼夜逆転する

・無駄吠えが増える

・自傷行為をする

・性格が攻撃的になる

・無気力になる

・食欲不振、下痢

・免疫力の低下

・病気発症のリスクが高まる

など

犬が寝不足になると、食欲不振や下痢など消化器官の異常や、免疫力が低下して病気にかかるリスクが高まるなどが挙げられます。

また、睡眠がうまくとれないと自律神経が乱れ、問題行動が増えたり昼夜逆転する、鬱状態になるなど、精神面での異常が見られることもあります。

年齢別にみる犬の平均睡眠時間

犬の平均睡眠時間は、年齢や運動量により異なります。

ここでは、年齢別にみる犬の平均睡眠時間を紹介します。

◯子犬(1歳くらいまで)

子犬も人間の赤ちゃんと同じように、多くの睡眠時間を必要とします。

生後2〜3カ月までは、1日のほとんどの時間を寝て過ごし、生後6カ月までは16時間以上、それ以降は13〜16時間と徐々に睡眠時間は短くなります。

子犬の睡眠は成犬よりも深い傾向にあり、この時期にしっかりと睡眠をとることで、心身ともに健康に育つことができます。

また、子犬期の睡眠時間は犬種や個体によっても異なります。

◯成犬(7歳くらいまで)

成犬の睡眠時間は、12〜15時間で、大型犬の方が長く必要とする傾向にあります。

犬の眠りは外敵から身を守るため、浅く短い睡眠を繰り返しています。

そのため、私たち人間のように一度にまとまった睡眠をとるのではなく、1日の睡眠を数回に分けとっていると考えられます。

◯シニア(7歳以降)

シニア犬の睡眠時間は、1日18〜19時間と長くなります。

1日のほとんどの時間を眠って過ごすこともありますが、寝たきりや昼夜逆転の予防として、短時間でも散歩に連れていくなど運動時間を設けることも大切です。

また、シニア犬が寝てばかりいる場合、病気の可能性もあるため、食欲の有無や排泄物の状態や量といった、健康状態の観察もこまめにおこないましょう。

愛犬が安眠できる環境

犬にとっても睡眠時間の確保は欠かせませんが、安眠できる環境を整えることも大切です。

犬にとって安眠できる環境とは、どのようなものなのでしょう。

ここでは、愛犬が安眠できる環境づくりを紹介します。

◯暗く静かな環境が望ましい

犬は、元来暗くて狭い場所を寝床にして生活していた動物です。

そのため、クレートやキャリーなどを活用して、暗く狭い場所を用意しましょう。

また、群れで生活してきた犬の寝床は、孤立しすぎないよう、飼い主さんの気配が感じられる場所がおすすめです。

寝床の場所は、人の動線を避けた静かな環境がベストです。

◯帰宅時間が遅い場合は環境を分けるなどの工夫をする

仕事などで帰宅が遅くなる場合は、愛犬の寝床は自分の寝室に設置するなどの対策をしましょう。

寝床の側で、場所で飼い主さんが夜遅くまでテレビを見たり活動したりしていると、愛犬は気になって安眠することができません。

部屋が分けられない場合は、寝床にカバーをかけて遮光をする、ヘッドホンをして消音する、なるべく早く就寝するなどして、愛犬の健康を配慮することも大切です。

まとめ

・犬は睡眠と覚醒を短時間ずつ繰り返している

・犬が睡眠不足になる体や精神面に影響がでる

・子犬の睡眠時間は13~16時間

・成犬の睡眠時間は12~15時間

・シニア犬の睡眠時間は18~19時間

・犬の寝床は暗くて狭い場所が良い

・夜間帯は愛犬が安眠できるよう配力することが大事

犬の睡眠時間は人間よりも長く、浅いことが特徴です。

犬は夜間にしっかりと安眠することが大切なため、私たちの生活スタイルに合わせてしまわないよう注意が必要です。

大切な愛犬の健康を保つために、愛犬が安眠できる環境を確保することは、飼い主としての義務だといえるでしょう。

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元動物看護師 原京子 (はらきょうこ)

24時間急患対応の動物病院で、動物看護士として勤務。
その後、動物園やペットショップなど動物関連の勤務経験を得て、2016年よりwebライターとして活動。
飼い主さんが正しい知識でペットを飼育するための情報発信をしている。

保有資格
ドッグライフカウンセラー、愛玩動物救命士、愛玩動物搬送士、愛玩動物介護士

飼育経験
犬(ゴールデンレトリバー、ミックス)、猫(ミックス)、ハムスター(ゴールデン、ジャンガリアン)、インコ(セキセイインコ、オカメインコ、コザクラインコ)、鶏(ブロイラー)

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